【機動戦士ガンダム0083】 闘将アナベル・ガトーの名セリフ

「機動戦士ガンダム0083」の敵のメインキャラのアナベル・ガトーのセリフを集めてみました。

私はアニメを何度も見ていましたが、難しい言葉を使ったセリフが多く何をガトーが話していたのかよくわかりませんでした。

そんな難しいセリフや印象に残るセリフを調べたので、このページで書いていきたいと思います。

どんな場面でガトーがそのセリフを話したのかも書いていますので、アニメのストーリーにも触れています。

ですので、このページの内容は「機動戦士ガンダム0083」のネタバレ注意です。

 

「アナベル・ガトー」とはどんな人物か?

アナベル・ガトー

主人公である地球連邦の「コウ・ウラキ」と対立するライバル的キャラです。

1年戦争と呼ばれる「ジオン」VS「地球連邦」の戦いが終結した後、再びジオンの残党が中興を目指して連邦に戦いを挑みます。

そのジオンの残党である「アナベル・ガトー」は地球連邦の基地に忍び込んで、核弾頭を搭載したガンダム2号機を盗み、「星の屑作戦」と呼ばれる任務を決行していきます。

地球連邦からは、1年戦争のガトーの戦いぶりから「ソロモンの悪夢」と呼ばれ歴史に名を残しています。

ジオンの思想、君主に絶対的な服従を捧げ、高いカリスマ性と独特の大義を持ちながら地球連邦と戦います。

 

それでは、ガトーの名セリフを書いていきます。(かなり名セリフの選び方に偏見が入りました。)

アニメも見ながら、このページを読んだ方がよりガトーの言葉の意味がわかるかもしれません。

 

「おのれ…このアナベル・ガトーは3年待ったのだ。貴様たちのような分別のない者どもに、我々の理想を邪魔されてたまるかっ!」

ガンダム2号機

「第2話 終わりなき追撃」より

ガトーが地球連邦の基地からガンダム2号機を盗んで地球連邦と交戦した時のセリフです。

 

地球連邦は平和ぼけしていて、ガトーは連邦の基地から簡単にガンダム2号機を奪い取る事に成功します。

ガトーは、はじめは味方に「連邦のテストパイロットは一級の腕前はあるはずだ」と連邦を警告していたが、簡単に連邦に侵入できてしまいます。

「こんなのんきな奴らと戦っていたのか」とガトーは話します。

しかし、1年戦争を経験している連邦のバニング中尉が、アレン中尉、主人公コウ・ウラキ、仲間のキースを連れてガトーを見つけ追撃します。

その主人公コウと戦っている最中のセリフです。

 

「おのれ…このアナベル・ガトーは3年待ったのだ。貴様たちのような分別のない者どもに、我々の理想を邪魔されてたまるかっ!」 

「分別のない」という言葉の意味は、「物事について十分に考えていない行動のこと」です。

ガトーは当然ですが敵対する地球連邦に対して良いイメージを持っていません。

何も考えずに連邦で働いている連邦の軍人に対して、ジオンの理想を掲げている言葉です。

「我々はスペースノイドの真の解放をつかみ取るのだ…地球からの悪しき呪縛を我が正義の剣によってな!」 というセリフをガトーは続けて話しています。

異様な理想を話すガトーに、バニング中尉とコウは困惑します。

ガトーのこの一連のセリフの意味は「信念ですか?」とコウは話すとバニングも「オレにもいい言葉が浮かばん」と返しています。

 

「キミも将校だろう!ただの兵でないのなら、大局的に物を見ろ!」

ガトー・将校なら大局的に

「第2話 終わりなき追撃」より

同じく、ガトーが地球連邦からガンダム2号機を盗んで地球連邦と交戦した時のセリフです。

 

個人的に気に入っているセリフです。

テストパイロットで実戦経験がないコウ・ウラキがガトーと戦っていた時に、いわれたセリフです。

将校とは「少尉以上の軍人を意味する士官の類義語、狭義には軍隊において主に兵科に属し部隊指揮官としての任にある士官」です。

大局的とは「物事を全体的な観点で捉えるさま。全体の局面を考慮して物事を考えるさま。」の意味です。

 

 

コウは「は、はい…」と返します。ガトーは「あ?…私は敵だぞっ!」と話します。

なんとなく、平和ボケした地球連邦のテストパイロットとソロモンの悪夢と呼ばれているガトーの違いを感じて好きです。

その後、ガトーは「よおし、わかった!所詮は、連邦という看板がなければ何もできんヤツらめ…」と話しています。

ガンダム0083にしては、面白いやり取りです。

 

その後も、ガトーはコウに「もう貴様なぞに話す舌は持たん!戦う意味さえ解せぬ男に!」と話しています。

コウからすると、ガンダムが好きだという理由で連邦のパイロットになっているだけですから。

 

「はい。あの腹には黒々としたモノが…。いえ、たとえ常勝のもののふと言えども、この宇宙に光をもたらす者ではありません。必ずや将来、栄光あるジオンに仇をなすでしょう」

ガトーとデラーズとシーマ

「第5話 ガンダム、星の海へ」より

のちに裏切る仲間・シーマ・ガラハウ中佐を、主君デラーズ・フリートにはじめて紹介されたときに話した時の言葉。

 

ガトーはガンダム2号機を主君デラーズ・フリートの艦隊に持って帰ります。

その時にシーマと出会い、デラーズ・フリートに紹介されます。

 

シーマはガトーと少し話しますが、態度がとてもよくありませんでした。

デラーズもシーマの人間性を理解しているが、能力は認めています。

シーマがその場から去って行った後に、ガトーがデラーズに話した言葉です。

 

ガトーは「閣下!何故あのような者を?!」と話しますが、デラーズは「お前の留守中にシーマを加えたのはすまなかった。しかし、おれば反対したであろう?」 と話します。

その後にガトーは、「はい。あの腹には黒々としたモノが…。いえ、たとえ常勝のもののふと言えども、この宇宙に光をもたらす者ではありません。必ずや将来、栄光あるジオンに仇をなすでしょう」と返します。

 

ガトーは真面目な性格から単にシーマを嫌っていただけでなく、のちに裏切る事を予想していた先見の明も持っていました。

この後、デラーズは「大義を生まんとする者が、小事にこだわってはならん。」とガトーをさとしましたが間違ってました。

大義とは「国家・君主への忠義という意味です。小事とは、ささいな事」という意味です。

「ジオンやデラーズへの忠義を生もうとするガトーが、シーマのような態度の悪いというような、ささいな事にこだわってはいけない」という意味だと思います。

 

「再びジオンの理想を掲げる為に!星の屑成就の為に!ソロモンよ!私は還ってきた!」

ソロモンよ私は帰ってきた

「第9話 ソロモンの悪夢」より

 

ガトーに少し良い印象を持ちながらこのページを作っていますが、セリフだけ見てみると異様な感じがしてきます。

でもこのセリフは、ガトーの名場面でのセリフなのであげました。

 

地球連邦はデラーズ・フリートを恐れながらも、行事である観艦式を行います。

地球連邦の多数の艦隊が1か所に集まって行われます。

地球連邦はこの観艦式をいつも通り行う事で、デラーズに力を見せつけるつもりでもあります。

 

この多数の艦隊が集まった場所をガンダム2号機に搭載されている核爆弾を打ち込むという作戦です。

 

その中でガトーが核兵器を使う時のセリフです。

「再びジオンの理想を掲げる為に!星の屑成就の為に!ソロモンよ!私は還ってきた!」 

 

これが星の屑作戦の一部になります。

 

この作戦の出撃前にガトーは仲間のカリウスにこんなセリフを話しています。

「カリウス、私はこれで良かったのか?多くの魂が漂うここへ戻ってきて…。私は多くの犠牲の上に立っているではないか…」

カリウスは、「それは、指揮を執る方の宿命でしょう。この海はまだ若いのです。波が穏やかになるには、まだ…」
と返します。

 

しかし、核爆弾を打ち込む直前には、「待ちに待った時が来たのだ…多くの英霊が無駄死にでなかった事の証の為に」と自己肯定をしています。

少し、狂気じみてます。

 

「しかし、怨恨のみで戦いを支える者に私を倒せぬ!私は義によって起っているからな!」

私は義によって起こっている

「第10話 激突戦域 」より

 

ガトーらしいセリフです。

核兵器を使い、多数の艦隊を沈め、「しかし、何と他愛のない…鎧袖一触とはこの事か」と話します。

「鎧袖一触」とは、「相手をたやすく打ち負かしてしまうたとえ。弱い敵人にたやすく一撃を加えるたとえ。鎧よろいの袖そでがわずかに触れただけで、敵が即座に倒れる事」からきています。

 

1年戦争でソロモンの悪夢と呼ばれたガトーからすると、観艦式で集まった艦隊を倒すのはたやすい感じだったという事でしょう。

 

主人公のコウ・ウラキは再びガトーとこの後、戦います。

その時の会話のやり取りです。

ガトーはコウに話します。

「戦いの始まりは全て怨恨に根ざしている…当然の事!」

「しかし、怨恨のみで戦いを支える者に私を倒せぬ!私は義によって起っているからな!」

「歯車となって戦う男にはわかるまい!」 

「所詮貴様とは価値観が違うようだな…」

 

このセリフのやり取りは、地球連邦が腐敗している状態にコウ・ウラキが所属しているので、ガトーの正当性があるように感じるセリフです。

でも、核攻撃はどうだろう?。

ガトーの「義によって起こっている」というセリフもどうなのかわかりませんが、コウ・ウラキは「歯車となって戦っている」事は確かです。

これも、アニメの終盤で後から明らかになるセリフになります。

 

「シーマ…獅子身中の虫め!」

シーマの裏切り

「第12話 強襲、阻止限界点」より

 

シーマが地球連邦に寝返って、デラーズ・フリートに銃を向け艦隊を乗っ取ります。

ガトーはその光景を搭乗するノイエジールから、艦隊に乗っているデラーズに銃を向けているシーマを窓越しで見て話します。

「シーマ…獅子身中の虫め!」 

 

個人的にこの言葉は難しいセリフでもあるからあげました。

「獅子身中の虫」とは、獅子の体内に寄生して、ついには獅子を死に至らせる虫から言葉が生まれています。意味は、「組織などの内部にいながら害をなす者や、恩をあだで返す者」です。

シーマはこの後、「フフフフフ、動くなよガトー。敗軍の将は潔く、なぁ」と話します。

この「敗軍の将」という言葉は、スーパーファミコン「スーパーロボット対戦EX 」のリューネの章 第15話での「 敗軍の将」というシナリオのタイトルを思い出します。これから使われているような気がしますけど、どうなんでしょう。

 

デラーズは「哀れ…志を持たぬ者を導こうとした、我が身の不覚であった!」と話しています。

ガトーが正しかったみたいです。

 

このシーマが裏切る場面も「ガンダム0083」でのメインイベントです。

 

「ジャブローではない。…キミにはわからんのだ」

ジャブローではない

「第13話 駆け抜ける嵐」より

 

最終回での場面なので、ガトーの名セリフが多いのですが、これをあげました。

地球へのコロニー落としが真の星の屑作戦の目的でした。

 

コロニーを地球の軍事基地ジャブローへ落とす最終調整をするためにコロニーの機関室にガトーは向かいます。

そこへかつての恋人であり、主人公コウ・ウラキの恋人であるニナ・パープルトンがあらわれます。

 

ニナは、ガトーにジャブローに落とす事をやめさせるように説得します。

その時にガトーが、ジャブローに落とす作業をしますが、ニナに「ジャブローではない。…キミにはわからんのだ」という言葉を発します。

 

私もきちんとわからないのですが、きっとジオンの精神を受け継ぐもののために落とすという意味や、他の散っていった同胞のために落とすという意味なのでしょうか?

 

「事を成し遂げてこそ、我々の後に続く者が生まれる。この最後の軌道修正こそが」

という言葉もガトーは話していますから。

 

その後、ニナとガトーはこんな言葉のやりとりをしています。

ニナは「どうして?何故また私の前に現れたの?あの日突然姿を消したあなたが?」
ガトーは「全てを忘れてほしかったのだ。月に身を委ね、時期の満ちるのをひたすらに待っていたあの頃を」

と話します。

ニナは「忘れようとしていたわ。いえ、忘れてたわ!」 と返し、
ガトーは「私はジオンの再興に身を託したのだ」と話します。

 

私は深く言葉の意味が分かりませんが、これもいい場面な気がします。

 

「時期がみちるのをひたすらに待っていたあの頃を」というのは、ガトーは地球連邦の勝利で終わった戦いの後、星の屑作戦が行われるのを知っていて、ニナと交際しながら時期を待っていたという事なのでしょうか?

合っているのでしょうか?

 

「キミこそが、星の屑の真の目撃者なのかもしれない」 

という言葉をガトーはニナに話します。コウがその場面にあらわれ、銃でガトーを打ちます。

銃で撃たれながらもガトーはジャブローへの最終調整のレバーをさげます。

 

ガトーをニナは助けて、その場から一緒に消えてしまいます。

 

「だいたいの事情は呑み込めた。ならば、なおの事、私を放っておいてほしいものだ」

大体の事は

「第13話 駆け抜ける嵐」より

 

ガトーは、ニナの助けもあって、コウの銃口から逃れます。

ガトーはニナに支えられながら一緒にその場から離れます。

 

そして、ガトーは「だいたいの事情は呑み込めた。ならば、なおの事私を放っておいてほしいものだ」 と話して、ニナを気絶させます。

このへんが、地球連邦と違ってガトーの男気を感じる場面です。

 

恋仲である3人が3角関係で敵対して戦いあわないといけない場面になりました。

だから、放っておいて欲しいかったという事でしょうか。

 

腐った連邦に属さねば、貴様も苦しむ事はなかったろうに

待つガトー

「第13話 駆け抜ける嵐」より

 

ガトーはコウとモビルスーツで1対1で戦うために、ノイエジールに乗って待ち受けます。

ニナとの恋愛のやりとりもありつつ、銃から逃れさせてもらった事もあってかコウにこのようなセリフを話します。

 

「腐った連邦に属さねば、貴様も苦しむ事はなかったろうに」

 

そして、コウとガトーは対決します。

あまり書くとネタバレがし過ぎるので、ここでは勝敗はどうなったか書きません。

 

いいか。一人でも多く突破し、アクシズ艦隊へ辿り着くのだ。我々の真実の戦いを、後の世に伝える為に!

後の世に

「第13話 駆け抜ける嵐」より

 

星の屑作戦が完全には遂行されませんでした。

ガトーは最後、敗北したとして地球連邦に投降することを選ばす、自身の味方達にアクシズ艦隊へ戻る事を選ばせます。

どのような事があったのかを、ガトーはジオンの味方に詳細に伝えたいのでしょう。

地球連邦がどのような事をしたのか。

地球連邦は、実際にこの後、この戦争を隠ぺいする工作をしています。

 

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